観光ボランティア、町外研修実施
3月3日水曜日、高鍋町のNPO法人「AI」の主催で、ボランティアガイド研修を実施しました。
観光ボランティアガイドを早くから立ち上げ、精力的に活動されている団体と交流し、今後の活動の参考にしようと企画されたもの。
まずは宮崎観光遺産「みそぎ池」のある江田神社を、宮崎市神話・観光ガイドボランティア協議会の方に案内してもらいました。
↑神社の説明をする前に、日本神話の概要について説明を受ける。
↑江田神社の駐車場に建つ、「禊の碑」。大きな赤い石像はイザナギ、三つの黒い石像はアマテラス・ツクヨミ・スサノオをあらわすという。イザナギの頭に乗ったお皿(?)に時々お賽銭が入っているとか……
最近は、某スピリチュアルカウンセラーが写真集で宣伝したので、都市圏から若い観光客が訪れるそうです。高鍋の「百年の孤独」といい、有名人の宣伝効果は絶大ですね。
↑江田神社の参道脇にある御神木。二股に枝分かれしている部分が、色が変わっている。観光客がパワーをもらおうと、幹に抱きつくので擦れてしまったのだとか。これも、スピリチュアルカウンセラーの著作の影響だが、実は古より伝わる「巨木信仰」にも同様の考え方があるとのこと。「私も最初は驚いてしまったけれど、勉強したら、実は日本の伝統的な自然信仰なのだと知りまして。自分の無知に恥ずかしくなったものです」と、ガイドの方はおっしゃった。
神社の説明を終えて、いよいよみそぎ池へ。
みそぎ池(正式には御池)は、宮崎観光遺産のひとつですが、神道の祝詞にも記されている、日本神話の原点。ガイドの説明を聞きながら、宮崎の奥深さを再認識したのでした。
↑自作のイラストで紙芝居風に説明するガイド。小さい子にもわかりやすいと感じた。
↑日本神話マニア(?)のメッカ、「みそぎ池」。アマテラス・スサノオ・ツクヨミほかたくさんの神様がここで産まれた。
つづいて、日南市は飫肥城を見学……もとい、日南市観光ボランティアガイドの方と交流を行いました。
↑観光ボランティアの方(青いジャンバーの方)に連れられて。
日南市の観光ボランティアの方も、基本的な勉強をした後、自分でさらに詳しく勉強し、独自のガイドをしておられるとのことでした。
↑「飫肥は石垣の町なんです」そう、資料を広げて説明されるガイドの方。ちなみに、飫肥の石垣は高鍋大師と同じ石なんだそうです。
↑城址の石垣を説明するガイドの方。石垣の勉強のために、穴太衆の本場まで自費で勉強にいったとか。
今回の研修で、ガイドの会の皆さんも、ガイドの仕方、心構えなどをしっかり勉強できたと思います。
0 comments
コメントをどうぞ