思いやりの心
こんにちは。ヾ ^_^♪ 今日は曇っていて、肌寒いです。観光協会が入っている町家本店も、夏以来久しぶりに扉・窓を全開で営業中です。時折入ってくる涼しいひんやりとした風に本当に秋を感じさせられます。
明けない夜はない。終わらない夏はない。ってことですよね。
さてさて、今日は高鍋大師のお話。
以前このブログでも紹介しましたが、高鍋大使の昔の写真や岩岡保吉さんのこと、数々の石像について詳しく詳しく解説してある、
「へたっぴんの美学」(右:オリジナル版 左:文庫版)
お値段は少々張りますが、ぜひ皆さんに読んでいただきたい本です。オススメの点は昔の写真がたくさんあり現状と比べての違いにびっくりし見入ってしまうこと。また、一つ一つの石像にどんな意味があるかじっくり分かること。
あなたの知らない高鍋大師の姿を知ることができるはずです。
オリジナル版3,500円(税込)、文庫版1,680円です。観光協会、高鍋町美術館で販売しております。ぜひお買い求め下さいませ。ご購入いただいた金額の一部は高鍋大師花守山の維持管理費として使われます。
さてさて本日の題名「思いやりの心」・・・
上に紹介した「へたっぴんの美学」の中でも紹介されている「六じそまもるじぞ」。
高鍋大師の北側に7体並んでいます。大体6体並んでるんじゃ?と思ったあなた!6体ではないんです。(私はお地蔵さんが6体並んでるのが普通って最近知りました(^_^;))
六地蔵とは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の輪廻転生する六つの世界=六道に墜ちた衆生を救済する地蔵菩薩のこと(へたっぴんの美学より)らしいです。
高鍋大師のその6+1体の地蔵様にもそれぞれ意味があります。
左から
①じごく.まもる.じぞ
②がき.まもる.じぞ(左手で赤子を抱く)
③ちくしょ.まもる.じぞ
④しゅら.まもる.じぞ(ひしゃくのようなものを両手で持つ)
⑤にんけん.まもる.じぞ(合掌している)
⑥てんじょ.まもる.じぞ
そして、⑥てんじょ.まもる.じぞ と同じスタイルのもう1つ一般的スタイルのもの。
六じぞ.まもる.じぞ (六地蔵守る地蔵)
ずばり!この6体の地蔵を守ってくれているお地蔵さん。
「いやぁ~ なんて思いやりのある岩岡さんなんだろう」と初めて知った時のなんだかほんわかした気持ちを忘れられません。
思いやりの心。自分の事はさておき、相手のことを先に考えられる。そんな考えがあった岩岡さんにはあったんだろうなぁ・・・
秋の夜長。高鍋のことをもっとよく知るオススメの本です。
高鍋大師も涼しい風が吹き抜け、最近ではこんな景色を眺めることができます。
白いつぶつぶ。マシュマロみたいなものはこんなの。(Google画像より)
二年前の口蹄疫の時には、すべて姿を消していた干し草ロール。
この光景がまた再び見られることをどれだけの人が誇らしく思っているのでしょうか。皆さん、頑張ってます! 児湯地区高鍋。
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